スウェーデンへ家族で移住し、現地のプレスクールで保育士として働くアラフォーママです。
先日、下記のツイートをしました。
昨日は欠勤でしたが、プレスクールでは、ハロウィンの行事を行ってた模様。
iPad の写真を見て、子どもたちの様子にニヤニヤしてしまいました👻
— よしざわたかこ/ スウェーデン保育士 (@OKU11684201) November 1, 2019
ちょうど昨日がハロウィンだったので、今回は行事の数と規模が圧倒的に日本より少なく、小さいスウェーデンの行事について紹介したいと思います。
どんな行事があるの?
スウェーデンで定番のプレスクールの行事は以下の通りで、マーカーを引いてあるものは保護者を招待することが多い行事です。
・Påsk - イースターを祝う行事 <4月>
・Förskoladagen - プレスクール誕生を祝う日 <5月>
・Midsommar - 夏至を祝う行事 <6月>
・Halloween - 日本での定番になりつつあるハロウィン <10月>
・Lucia祭 - サンタ・ルシアをたたえる日 <12月>
保護者の参加といっても、何もしません。
Lucia祭では子どもたちが歌をうたうので、それを見て、その後にお茶する程度です。プレスクールによっては、Påsk、Halloween、Lucia祭それぞれにちなんだ創作活動を親子で楽しむという企画がなされています。
日本の幼稚園や保育園では、運動会やバザーなど保護者が参画する行事が多いと思いますが、スウェーデンは本当に「参画する」行事は皆無に等しいと思います。
※スウェーデンのプレスクールの運営の仕方として「保護者共同組合」という組織があります。あまり詳しくありませんが、もしかしたらこの園では保護者がもっとコミットしているかもしれません。
Halloweenの行事の様子
職場のプレスクールでは、15:00 ~ 16:00 の時間、保護者を招待して「Halloween Fika」なるものを開催しました。
※Fika とは、スウェーデン語で「お茶をする」という意味です。
子どもたちの仮装はOKにしており、午後から仮装ができるように朝ロッカーに衣装を置いていってもうよう事前にアプリでお願いをしました。マスクや怖がらせるような衣装はNGとも連絡しています。
また、希望する子どもには顔にメイクをすることも事前に伝えており、当日やりたいと言った子に保育者が簡単なメイクをします。
私の働く1~3歳児のクラスの子も全員が程度の差はありますが、Halloweenっぽい衣装を着ていました。スパイダーマンの衣装、カボチャの衣装、H&Mで売っていた蜘蛛のワンピースの子などなど。
両親ともども来ていたり、仕事の都合がつく片方の親が来ていたり、祖父母がきていたりと様々でした。
なお、この行事に向けて、年長児のクラスはおばけの飾りを作り、年少児はかぼちゃの塗り絵、こうもりの創作をした程度で壁面いっぱいにこの行事にちなんだものにすることはありませんでした。
まとめ
行事に向けて保育者が残業するのは、ほぼゼロに等しく、完成度は誰も求めていません。
「その場を楽しむ」
それで十分なのがスウェーデンのプレスクールにおける行事の考え方です。
ちなみに、一部保育者からは、保護者がカップやもろもろのゴミを片づけずにあちこちち置きっぱなしで、片づけるのが大変だったと苦情がでておりました。
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