スウェーデンの児童館

スウェーデンの保育講座

スウェーデンにはÖppnna Förskolaという日本の児童館のような場所が各自治体に用意されています。0~5歳児を対象にした親子で参加できる場です。

工作ルームや絵本ルームや参加者が集まって歌をうたうスペースとキッチンとダイニングスペースがあります。

ここにはFörskollärare プレスクール教師の資格を持つスタッフの方がおり、季節の工作用の素材を用意したり、歌をうたったり、親の相談に乗ったりするのが主な仕事です。


1歳までは家庭で育児をするスウェーデン。

 

Öppnna Förskola 児童館の主な参加者は0歳児の親子です。

ここにはスウェーデン人の親子のみならず、様々な国の親子が集まってきます。東京のように子育て向けのコンテンツが多くないので、必然的にここに集まってきています。私がÖppnna Förskola 児童館で出会った親子の出身地はこちらです。

スウェーデン

シリア

モンゴル

パキスタン

アフガニスタン

イラク

イラン

ベトナム

ドイツ

イギリス

ギリシャ

ウズベキスタン

中国

エストニア

ロシア

ウガンダ

フィリピン

ひとたび外に出れば、世界中の人に出会えるÖppnna Förskola 児童館。この環境を0歳にして経験するスウェーデンで育つ子どもたち。

髪の毛の色、目の色、肌の色は違って当たり前。

0歳児は、その場を共有する自分と同じ赤ちゃんに興味津々です。そこに先入観はありません。


「あの子は○○の国の子」

というような差別的発想や発言は大人からのインプットでしかありません。私は残念ながら、日本でこのような発言をしている小学生に会ったことがあります。とても優しい子なのですが、3歳くらいのある男の子が棚に登った場面を見て、こういう発言をしていました。

3歳くらいの子ならば、目につく様々なものを土台に「これをやってみたい」という気持ちになって当然です。その気持ちを持つことに国も人種もありません。それなのに、出身国を理由にその行動を咎める視点はあってはならないことです。

これからを担う子どもが、そのような視点を持ってしまったことは大人の責任でしかありません。

0歳から違って当たり前の環境で育つ子どもは、本人が意識することなく他者に寛容です。他者に寛容ということは、自分のこともそのままの自分で受け入れてくれる社会なのです。

日本はスウェーデンほど移民率が高くないので、外国人に出会う場面は少ないかもしれません。それでも地域によっては各国のことを知るためのイベントが開催されていることでしょう。

今の私が日本に住んでいたら、間違いなく積極的にそのような場に参加して、子どもたちには世界にはたくさんの国、文化・習慣、言葉を持つ人がいることを知ってもらいたいと思います。そうやって、様々は背景を持つ人と接する機会を意図的に作ることが、今の時代を生きる子どもへ、親ができることだと思っています。

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